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新善光寺 (時宗御影堂派) : ウィキペディア日本語版 | 新善光寺 (長浜市)[しんぜんこうじ]
新善光寺(しんぜんこうじ)は、滋賀県長浜市にある仏教寺院。時宗。御影堂(みえどう)として知られた。 == 概略と沿革 == 天長年間(824年〜834年)に檀林皇后が弘法大師を招請して開山したという。弘安7年(1284年)、後嵯峨天皇の皇子である王阿上人が再興し、時宗としたと伝える〔国際日本文化研究センター 〕。六条左女牛にあったが、後に五条大橋の袂に移った。太平洋戦争中に疎開のため現在の滋賀県長浜市に移転した。旧地は現在「御影堂町」「御影堂前町」の町名として残っている。 時宗十二派の中では時宗御影堂派の本山であった。末寺はなく、寺の周辺に妻帯の塔頭が多数存在していた。塔頭の人たちが副業として「御影堂扇」を作って販売していた〔国際日本文化研究センター 〕。現在の土産物産業の基礎となっている〔京扇堂 〕。 当寺が六条道場歓喜光寺に隣り合って位置していた時の縁で、『一遍聖絵』を借り受けて複写したのが『一遍聖絵』御影堂本である。近代に入って流出し、前田侯爵家を経て尊経閣文庫と奈良県の山林王が所有している。
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